6月3日に富士山元祠にて御神火大祭が斎行されました今年は丙申年小縁年です。また角行さま都天還原(逝去)の正保三年六月三日より 三百七十年の遠忌となります。当日は晴天に恵まれ大勢の参拝者が参集しました。古例に習い北口御師 堀端屋小佐野家より御神實は神事員による行列で元祠に御着され 境内 禊池 新仙水より御神水が献饌され 管長台下はじめ御来賓の皆さまの玉串拝礼ののち、宮内庁掌典職 堤公長さまによる初代管長御教歌が被講奉納されました。続いて富士吉田市長 堀内茂さまの祝辞、富士教御法家二十代勝間田孝一さまによる式年三百七十年式年祭詞の後、斎火壇に点火され斎火で全国から寄せられた祈願が祈祷されました。
参拝者は斎火壇を廻り諸願成就を祈願いたしました。閉式にあたり管長台下より「今年のお山も穏やかでありますように、登山者の安全を祈願いたしました。また、今年は申年の小縁年、そして御開祖角行さまの三百七十年遠忌という所縁の年です。角行さまが444年前に立てられた [天地平安 萬人安福 他が為に祈る斯の道]を私達も真願として、富士信仰の伝統と文化を引き続ぐ覚悟です。」と挨拶されました。 御師団の先生方による恒例の福餅まきが行われ賑やかにお開きとなりました。