このたびのISILによる邦人殺害について

このたびのISILの非道な残虐行為に強い怒りと憤りを覚え、犠牲になられたお二人対し
 深い哀悼を捧げ御家族の皆様に心よりのお悔やみを申し上げます。

    本来、イスラムの教えは寛容で互いを思いやり平和を希求する尊敬すべき宗教文化です。
 私たちは皆様にこのようなISILの行為が、世界のイスラム教とは全く異なる行為であることを
 認識し、誤解のないよう周知します。

  犠牲になられた後藤さん、湯川さん、そして、事故で尊い命を落とされた高谷さんの
 御冥福を祈ります。

                   平成27年2月1日               神道扶桑教 管長 宍野史生

イスラム国による人質事件について

    このたびの二人の邦人がイスラム国に拘束された事実に深い悲しみを感じ、
  一日も早い解放と無事の帰国を祈ります。私たちは、いかなる理由があろうとも、
  主義主張を達成するために、暴力や恐怖による脅威に訴える行為を絶対に許しません。
  日頃、私たちは宗教間協力のもと、イスラム教の方々とも交流を深めています。

    イスラムの教えは寛容で互いを思いやり平和を希求する尊敬すべき宗教文化です。
  私たちは皆様にこのたびのイスラム国の行為が、世界のイスラム教とは異なる行為である
  ことを認識し、誤解のないよう周知します。

    そして、私たちは国内外においてこれまで築き上げてきた信仰者の交流を基に世界の
  諸宗教間の対話を一層深め世界平和実現に向け行動を進めることを呼びかけるもので
  あります。

   みなさん、二人の早期解放を祈りましょう。

    平成27年1月24日          神道扶桑教 管長 宍野史生

  新年ご挨拶

天の原 富士の高嶺を仰ぎ見て 祈るは
        
君の御代ぞ めでたき

 皆さまおそろいで新年をお迎えと存じ、お慶び申し上げます。
 旧年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。
 一層のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます

 昨年平成二十六年は初代 教祖宍野半さまの御生誕百七十年の記念の数々の
 行事を恙なくつとめさせていただきました。一重に皆様のお蔭と心より感謝し
 ています。とりわけて御生誕地鹿児島では、教区の祈りの中心となる薩摩冨士
 鹿児島分祠の開山、さつま川内市での教祖氏神新田神社記念参拝・記念シンポ
 ジウムの開催、また富士吉田の元祠齋殿御造営の着手、太祠境内松原冨士での
 開山祭復興、太祠鳥居冨士山神額の除幕等、さまざまな事業のもと、教祖のご
 遺徳を仰ぎ、本教の真願「天地平安 萬人安福」を皆様と共により多くの方々
 に弘める機会とさせていただきました。

 本年二十七年は神道教派が明治二十八年に結集して教派神道連合会を設立以
 来百二十年を迎えます。永い間、民衆信仰としての神道を私達、神道教派が根
 底から支えて参りました。「神道」の本質を思いますに、「道」とはそれを極
 めることであります。よって神道とは神の御姿を極めることです。すなわち人
 として生きる姿を善く極めることであります。
私達は互いに助け合い、寄り添
 いながら「神の道」、「人の道」を清く直く歩み続けることです。それは、冠
 婚葬祭の人生儀礼や伝統行事を受け継ぎ実践する信仰からも近づくことができ
 ます。今年も常に大神様の御心と共に実り多きこころ、豊かで健やかな年であ
 ることをお祈り申し上げます。
             


           富士道第十二世
神道扶桑教第六世 管長 宍野 史生


太祠 鳥居の富士山神額の除幕式

9月23日 太祠の鳥居に富士山の神額が掲げられました。初代管長 宍野 半さま生誕百七十
 年を記念して新調いたしました。「富士山」の揮毫は宍野家とも縁の深い徳大寺實啓さまに
 よる潤筆です。徳大寺家は藤原北家を祖始とする清華家の公家であり實啓さまは現当主で
 あられます。明治の御代 徳大寺實則さま(公爵 内大臣)と宍野 半さまは有栖川宮幟仁親王
 さまのお召しによりたびたび御殿に参殿しています。

 

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